鎌倉時代、興教大師覚鑁(かくばん)上人がこの山に参篭された時
毘沙門天さまよりありがたい摩訶不思議な玉「如意宝珠」を授けられ
この寺に蔵められたことから『玉蔵院』と呼ばれるようになりました。

国定公園内に位置する信貴山では、四季折々の自然を楽しめます。
春は梅、桜、夏は避暑、秋は紅葉と一年を通じて自然を満喫することができ
山を散策しながらお参り頂く事も出来ます。
一般の観光の個人や団体の方などお気軽にご利用ください。

平成30年11月1日

謹啓 厳しい夏も終わり、清々しい秋、紅葉の季節となりました。御信者の皆様方には御健勝にてお過ごしのことと存じ上げます。
 信貴山真言宗管長・総本山朝護孫子寺法主就任のご寺院様へのお披露目の法要と祝賀会を九月二十九日に執り行いました。雨の中、
真言宗各派総大本山会の管長猊下・ご重役のご来駕を賜り、大和十三仏霊場会寺院の職衆の元、信貴山信徒総代様のご臨席の中、
新管長・新法主として御本尊毘沙門天様に奉告と誓いとご支援ご協力のお願いを
申し述べる事が出来ました。冥加に余る式典でございました。
 席を改め、大阪のホテルにて、大勢の方々からお祝いや労いの言葉を頂きました事は
恐悦至極、感無量の幸せでございました。ここに改めてご報告と今後の精進をお誓い申し上げます。
 お寺の住職に推挙され、その職に就くことを『晋山(しんざん)』と申します。
『晋』の字は『進む』を意味し、『山』は、お寺には『山号』『寺号』『院号』の名が
あります。例えば『信貴山朝護孫子寺玉蔵院』となります。昔中国などでは山にお寺が
建てられたこともあり、地名を現す為に『山号』を付けていたことから、日本においても例え平地のお寺であっても
『山号』が付けられるようになり、新しい住持(住職)が初めてその寺に入ることを『晋山』といいます。
 また宗派の管長職を務める方は『猊下』(げいか)と呼ばれます。見慣れない字ですが『猊座(げいざ)』にすわることを『猊下』と言います。
『猊座』とは『獅(師)子座』(ししざ)のことで、「獅子が百獣の王であるように、仏も一切の者の王者であるから、
人間の中の獅子に譬えられ、仏の座る場所を『獅子座』という」という事です。様々な
仏教用語がありますが、皆深い意味が込められています。
 その言葉に恥じないよう精進してまいる所存です。これまで以上の叱咤激励をお願い
申し上げます。
 皆様方に毘沙門天王様の御加護がございますよう衷心よりお祈り申し上げます。